横浜・日ノ出町。大岡川沿いに面した明るい銅版画教室です。銅版画作家から初心者の方までご参加可能です。

銅版画の最も基本となるエッチング。
当教室では下記のようにご案内しております。

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①エッチングが出来る様に版の下処理をします。今回は12cm×9cmの版を使用しました。
 右の茶色い銅版が、グランドという防蝕液を塗った状態です。

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②下絵を準備します。写真の様に実際の物を見て描いていただくのは勿論、写真やポストカード、イラスト
 をお持ちいただいても構いません。

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③下絵が出来たらトレーシングペーパーにトレースします。トレース後版に転写する為裏を2Bの鉛筆で塗り
 潰していきます。

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④鉛筆で塗り潰した面を版側にし赤いボールペンで再度描いた線をなぞっていきます。
 ポイント)版画なので出来上がった絵と実際にエッチングしていく絵柄は逆になります。注意して転写し
 ます。

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⑤ニードルを使い描写していきます。一通り描写が終わったら腐蝕します。今回は20分腐蝕しました。
 エッチングの場合、腐蝕液に入れる時間が長ければ長いほど線が濃く太くなります。

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⑥腐蝕が終わったらプリントクリーナーとリグロインでグランドを綺麗に落とします。

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⑦摺りあがり。

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⑧続いて、アクアチントをします。白く残す部分(腐蝕しない部分)を止めニスを使って塗っていきます。

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⑨粉末状にした松脂を巻きウォーマーで温めて版に定着させます。粉では白い状態ですが、熱する事によ
 って液体化し透明になります。

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⑩松脂を定着させたら腐蝕をします。今回は3分間腐蝕をしました。腐蝕後アルコール、プリントクリーナ
 ー、リグロインで拭取ります。

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⑪摺りあがり。

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■エッチングのみとエッチング+アクアチント
 比べてみると、エッチング+アクアチントの方が作品としてまとまっている感じがします。

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■カラー摺りのバリエーション
 カラーでも摺る事が出来ます。同じ版でもこれだけ違う表情を作る事が出来摺り方で楽しめるのも銅版画
 の魅力です。