横浜市中区吉田町にある銅版画教室&銅版画工房

銅版画で最も基本となる「エッチング」の技法をご紹介致します。

エッチングは、酸で金属を腐蝕させる事によって模様をを起していく技法です。

最大の特徴は、腐蝕させる時間によって線の太さ、深さを調節出来「明」から「暗」への表現が可能となり

ました。

また、上記の事と直線や曲線が自由に描ける事から「絵画的な版画」の制作を可能にし表現方法の幅を広め

た技法です。

そんなエッチングの制作過程をご紹介致します。

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A )銅板に「グランド」と言う防蝕液を塗ります。


B )グランドが乾いたら鉄筆(先が針状で尖った道具)でグランドは剥がす様に絵を描いていきます。


C )描画が終わったら「塩化第二鉄」と言う酸性の液体につけて腐蝕します。
グランドを塗った面は腐蝕が入らず鉄筆で引っ掻きグランドが剥がれた所だけが腐蝕されます。


D )腐蝕後、グランドを除去しインクを詰めていきます。


E )寒冷紗と人絹の二つの布を使い分け余分なインクを落とします。


F )プレス機に版を置き上から湿した紙を乗せて摺ります。


G )摺り上がり。


今回の見本の腐蝕時間は15分ですが、線が重なっている所はより強く摺り上がりました。

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